でんさいサービス
入庫を決めた理由は2つあります。1つ目は「自分が生まれ育った地元で仕事をしたい」と考えたからです。就職活動中は都心で仕事をしたいと考えることもありましたが、私は生まれも育ちも県内であり、どこで仕事をしたいかと試行錯誤した時に、慣れ親しんだ地元で仕事をしたいという気持ちが強く、入庫を希望しました。2つ目は「自分が得た知識を活かせる仕事をしたい」と考えたからです。大学での専攻が経営学・会計学だったこともあり、金融業は直接的に知識を活かせる場面が多いと考えました。
私の仕事は金庫のお客さまと直接関わらない、いわゆるバックオフィス業務であり、主に資金運用を担当しています。お客さまから預入いただいた預金は大部分がお客さまへの融資の原資に充てられますが、それ以外の余裕資金を有価証券等(株式、債券 等)で運用することで、金庫の収益に寄与させることが期待されています。私の仕事は「運用対象の選定」と「運用資産の管理」に大別されます。
資金運用を行う際に、株価や金利等の市場見通しを持つことが常に求められますが、自分が考えた見通しと実際の動きが一致した時にはやりがいが感じられます。多くの場面において、正確に将来の予測をすることは極めて困難であると考えられますが、与えられた諸条件(景気、政治、企業業績、投資家の需給 等)を踏まえてロジックを組み立て、将来的にどのような状況が起こり得るかを予測し実際に的中することで、金庫の収益ひいては地域経済にとっての収益に貢献できた時には大変うれしく思います。